天候デリバティブ

天候デリバティブとは、天候現象がある状態に達した場合、契約で定めた事項が実行されるオプション契約のことをいう。

天候デリバティブを具体的に説明すると、例えば、かき氷のメーカーは、夏場の気温が高ければ売り上げが上がり大きな利益が出る。しかし冷夏の場合、その逆の結果になる。天候が大きく業績を左右することになるが、そうした天候による業績のブレを最小限に抑えるために、かき氷メーカーが、保険料のような手数料を払い、平均気温が30度以上だとかき氷メーカーが相手にお金を支払い、30度以下だったらかき氷メーカーがお金が受け取れるような契約を結ぶ。こういう契約、つまり、ある条件が満たされると、契約で定めた事項が実行される権利を「オプション」という。そして天候で条件が左右されるこうした権利の売買を天候デリバティブという。既にこうした権利を売買する市場がある。先のかき氷メーカーの件でいえば、平均気温が30度以下になると、夏場の売れ行きが伸びる(例えば、うどんのメーカー)相手が、買い手としてこのオプションを買う可能性がある。